この俺を最後まで?

ゲームとか舞台とかコンサートとかの感想。残しておきたいやつ。

ミュージカル薄桜鬼新選組奇譚感想~なんのために戦うのか~

ミュージカル薄桜鬼新選組奇譚、1月9日昼公演、10日夜公演、11日昼公演を見てきました。

完全に余談ですが、私はKステシロクロコンビガチ勢で、薄ミュ黎明録沖土ガチ勢です。

凌くんは9日夜公演にお越しになり、ヒデさんは10日昼公演にお越しになったそうでございます。

アミス!!!!

まあ凌くんやらヒデさんやらいたらたぶん集中できませんでしたのでね、意識高いと思ってください。

わざとですってば!!悔しくないですから!!

 

本編感想です。ネタバレを多分に含みつつ、大前提として黎明録キャスト依怙贔屓です。お気を付けください。

 

出だし、芹沢さんと風間。

すごい!!本物の鈴木勝吾だ!!!!シンケンジャーだ!!!!

芹沢さんが病気であることを風間は見破ります。

「獣でも同族同士では争わないと言うのに」

からの風間ソング。あ。お歌うまいね…。 

 

3分でわかる黎明録。

 

「俺にも守りたいものはあるんだ」の言い方が公演中と全く違った。

私は黎明録版のほうが好き。

 

「あんたを慮ってのことだ」

わあああ新八とはじめくんの殺陣だああああわああああ

黎明録時には全く興味がなかったけど今は二人がちょうすきいいいいい

 

「もう二度と江戸に帰れとは言わねえ」

ヒデさんじゃ、ない、だと…?

「そんなこと土方さんに言われなくたってわかってますよ。」

わあああああ荒牧の総司だあああああああ

わあああああああああ

 

 

千鶴登場。細い。小さい。幼女感がすごい。

はじめくんが助けてくれる。流れるような殺陣。

はい。今回のはじめくんの殺陣褒めるとこ、ここしかありませんからね。

ここが一番かっこいいからね。

 

「気づかなければ死なずに済んだのに。」

荒牧の総司に殺されたい。

 

「逃げるなよ。」

ごめん、ここゲームで聞きすぎて、アッ三木さんじゃない…ってなった。

vita版随想録のおまけで聞けるからみんな聞いて。

 

ヤイサ

荒牧お歌うまくなったね…。殺陣かっこいいね…。

総司→はじめくん→平助→さのさん→新八→近藤さん→「我ら~」→土方さん

土方さんのパート、「時代の~」じゃないほうだった。

「散った~」の方だった。

「時代~」の方が好きだったし、最後の方にもっかい歌うから絶対「時代~」の方がよかった。

私あのパート聞いてハマったようなもんだし。

「こうどう氏の娘!?」←なぜかずっと「氏」呼びだった。なんで。

鬼。わあ。本物だあ。

やーやいさ

aiiaは広すぎたからよくなかった。銀河劇場は適度に狭いから混戦感あって最高だった。

やーやいさのダサさが黎明録キャスにばれてしまった。

 

「なにしけた面してんだよ。」

千鶴が小顔すぎてみんな顔がでかく見える。

「平助でいいって」

今回の千鶴は平助にずっと敬語でございます。どうした。

 

平助日替わり。

土曜昼「土方さん、半年前と顔変わったんじゃねえかって」

聞きたくなかった。

日曜夜「五七五じじい。」「オーイ」「あっ、ご」

くそわろた。

月曜昼「いかりがたこりぞう。」

ちょっと面白かった。

平助というかレンレンの扱いが完全にお調子者だったよ。

 

飯。

「あー。幸せだよー。飯が食えるよー。」みたいな歌。

後ろから出てくるはじめくんと総司がかわいい。

二人がお盆二つずつ持ってて、土方さんが最初総司から貰おうとする→くれない→はじめくんから貰う。

完全に黎明録の羽織のオマージュ。

羽織の件DVDに映ってなかったの一生呪う。

総司とはじめくんがめざし見せてくれる。

日曜夜が総司側だったからガン見した。超かわいかった。

相変わらず食い意地がはっている祥平のはじめくん。

すいません。正直荒牧とはじめくんしか見てなかった。

 

「部屋やるから引きこもってろ」ひどい!!

 

「師を誇れ。あんたの剣にはくもりがない。」

はじめくんの見せ場これくらいしかない。

「はじめくん相手にすごい自信だね」KAWAII

 

総司と巡察。

「殺しちゃうかも」

「運がないよね。君も。まあある意味僕も、この人たちもだけど。」

Show timeから始まる歌。おお…、DVDで見たやつだ…。

山崎出てくる。

「さっきはごめんね。」かっこいい。好きになりそう。

「山崎君、彼女を連れて~」あ、上司っぽい。かっこいい。

 

池田屋

「わざわざ知らせちゃうなんて、すごく近藤さんらしいよね」語尾にハート見えた。

「いいんじゃねえの。それが定石ってもんだ。」めっちゃイケメンだった。しゅうとくんの「まあそれが定石なんだけど近藤さんて面白いことするよね」的なのじゃなくて、本当に「それが定石だから近藤さん正しい」みたいな感じが最高だった。

 さのさん「土方さん、頼んだぜ。」←これフラグなんで覚えといてください。

 

裸祭り。総司はいません。

ここの祥平がやたら踊りにキレがあるから、できるならほかの曲もやれよって思ってたけど、よく見たら、これだけ右利きの踊りしてるからでした。

祥平君は右利きなのにはじめくん左利きだから他の曲は全部みんなと鏡で躍らせられてます。

許すことにした。すまんかったな。逆になんでこれ右?

みんな貧弱でばばあ心配になった。

 

総司吐血。

近藤さんと土方さんのことを聞かれるけどそんなにいやそうにしないから、黎明録より余裕があるのか、それとも性差別か、意見が分かれるところです。

近藤さんがいるから、今の自分があって、近藤さんのために新選組の剣として生きてる。

「残酷だよね~」みたいな歌。

「あの人は労咳だ。」山崎口軽い。もー。

 

酔っ払い飲んだくれ土方。地味にイケメン。

「武士より武士らしく生きて死にたい」

「遅かれ早かれ耳に入るから言っておく。斎藤と平助は隊を抜ける」

ナ、ナンダッテー!?

 

平助に敬語でしゃべる千鶴。

違和感ありすぎてはじめくんとしゃべってんのかと思ったわ。

 

はじめくんの演歌

新曲感ある。

 

さのさんの昭和歌謡

「仲間がいるさ~」とかがすごく昭和歌謡

りゅうのすけの話が出てきて嬉しかった。

突然の紅白歌合戦感。まだ年始だぞ。 

「お前もお前の信念を曲げるなよ。」 

 

平助is going to be 羅刹。平助が羅刹になります。 

なぜミュージカルの平助はいつも天霧に殺されるのか。なぜなのか。 

「まだ死ねない。やり残したことがあるから。」

それが平助が戦う理由と生きる理由です。

 

鳥羽伏見の戦い

「俺はそこで生涯の主を見つけたんだ。」

つまり山崎の主君は土方さんなんだよ…。

はじめくんにとって土方さんは上司だけど、ザキにとっては主君なんですよ。

 

風間に山崎が殺される。

 

土方さんが変若水を飲む。

 

「貴様…許さんぞ…この世に存在するあらゆる苦痛を味わわせ、なぶり殺してやる…。」←2016年にこんなセリフが聞けるのは薄桜鬼だけ!!!!

 

~休憩~

 

「俺は大名になった」←おめでとう

ここのはじめくんと新八とさのさんと平助の立ち姿めっちゃかっこいいから写真にして売ってくれ。

総司が着物で一瞬出てくる。はかなげすぎてつらい。総司死にそう…。

 

「貴様…許さんぞ…この世に存在するあらゆる苦痛を味わわせ、なぶり殺してやる…。」←なぜかもう一回聞かせてくれる。

 

「俺は大名気取りの誰かさんのせいで死ぬためにここまで来たんじゃねえ」

新八…。 

「その時には付き合うぜ。」

さのさん…。

 

たぶんこの辺で、こうどうさんが総司の勧誘に来る。

新しい変若水をやる代わりに、羅刹の軍隊を率いてほしい。

「僕は近藤さんにしか従わない。」

よかった。話がえらい方向に転がっていくかと思った。

「くそ…」

総司…。総司がかわいそうで、はかなくて、美しくて、もう無理…。

 

さのさんと新八が出ていく。

「お前はどうするんだ?」

「ここに残ります。」

きっとここで迷ってたら、さのさんは千鶴を連れてってくれたんだよ…。

明るい新八が私の救いだったよ…。

 

「あんたが一緒に喜んでくれると思って!!」

アイドルか若手俳優(近藤さん)とオタ(土方さん)に見えて違う意味でつらかった。

オリコンで一位になれば、東京ドームでコンサートができれば、あんたが喜んでくれると思って!!」

見てるのがつらいなんて、楽にしてくれだなんて、言われたらどうしたらいいのかわかんねえよ…。

 

「命令するのか…?あんたが、俺に…?」

ここ、ゲームですごく好きだったから、見れてよかった…。 

 つらい悲しい美しい。

 

「あの人がこれから受ける痛みに比べれば、どうってことねえ!!」

あああ…土方さん…土方さん…

 

風間with童子切安綱。

とうらぶデビューしそこねた刀ですね。

残念でしたね。

酒呑童子を切った刀ですが、十鬼の絆には出てきません。

なぜなのか。

 

絶体絶命のピンチに総司が駆けつけます。

ここの流れがあまりにも自然で本当はどうやって切り抜けたのか思い出せない。

「布団の中でなんて…『死ねないよねーーー!!!ぼーくはーーーー!!!』

急に歌うからびっくりする。

 

「城に火を放ったか。」

風間は興がそがれたので帰る。 

「お二人とも早く…」

「千鶴ちゃんは黙ってて!!!!」

今回唯一の千鶴ちゃん呼び。ちょうかっこいいけどつらい。

 

近藤さんなんで死んでんだよ問題。

これ、すっごくすっごく見たかったから、土方さんヒデさんじゃなかったけどうれしかった…。でもヒデさんだったらもっと嬉しかった…。

「それでも、近藤さんは死んだじゃないか…!!」

ああああ…つらい…どうして…でも美しい…

 

「僕は新選組の剣ですから」

あああ…そんなこと聞きたくなかった…

 

会津に行ったらはじめくんが羅刹になってた。

祥平白髪似合わない…

「誠の旗は武士たちの心の支えとなっています。」

はじめくんが言ってることはわかるけれど、読解力が低すぎて何を言いたいのかわからなかった。

 

はじめくんと総司と平助の歌。

やばかった。

 

蝦夷に行く」

ええ!?

 

「なにしけた面してんだよ。」

浜辺で立ち尽くす千鶴に新八が声をかけてくれる。

「おいて行かれちゃいました。」

ここの千鶴かわいい。

 

新八が見覚えのある槍を持ってる。

「今は俺のだ。」

 

さのさんが羅刹を殺して回ってくれて、こうどうさんを殺してくれたんだよ…。

「あいつが親殺しの汚名を着ないために。」

「惚れた女が、ほっといたら自分で何とかするっていいかねないような女だからな。」

さのさんは千鶴が好きだったんだよ…。

さのさんにしとけばよかったと思うよ千鶴…。

 

「応援してるぜ。千鶴ちゃん。」

きっと、新八なりにいろいろ考えがあって、千鶴ちゃんて呼んでたんだよね…。

猪野君の新八の解釈が本当にイケメン…。

パンフレットで「さのが命かけた女をとるわけにいかないから」新八ルートじゃないって言ってて、イケメンでぶったまげた…。

新八と恋愛した過ぎて、新改買いました。

 

「さの、みんな、すまねえ。…俺は生きるぜ!!」

新八が生きてることが救い。 

 

生きろ。

「死んであの世に行っても、思い託せる仲間。」

めっちゃみんなで気持ちよく歌ってる最中に死にかける土方さん。

ふざけんなこちとらこの曲めっちゃ楽しみにしてたんだぞ。

 

突然の芹沢さん。

「あんた満足そうに笑うんだよ。」

思い出を勝手に美化するのよくない。

 

千鶴が来た。

「今からでもおそくねえ帰れ。」

 

すでにごちゃごちゃだから、大鳥さん出さなくて本当によかったと思う。

大鳥さんイケメンだけど。

 

「お前に惚れてる」

もう離さない。

 

桜がめっちゃきれい。

 

風間が蝦夷まで来てくれた。

ようこそ。

 

「俺もはぐれ鬼になった。」

なんでだよ。

 

「鬼としての名をやろう。薄桜鬼だ。」

 

日曜夜の土方さんが、ここで口に桜ついて、ぺってやったのめっちゃかっこよかった…。 

 

「桜、きれいですね。」

 

「桜は、土方さんに似ています。」

「桜は、お前に似合うからな。」

あああ…ひじちづ好き…もうやめて…もえしぬ…

 

土方さん絶命…え…?

初めて見たとき本気で泣いた。

意味が分からなかった。

 

千鶴打たれる。 

「あなたは、どうして戦うの?」

 

「私は鬼として、人間の中で生きます。」

 

みんなが出てきて、土方さんに羽織を渡す。

この時の総司が笑うでもなく、なんとも言いようのないいい顔してたんでDVDに入れてください…。

まじ総司だった…。

 

エンド。

 

カテコで土方さんだけが、桜の向こうから来るのすごくよかった…。 

 

 

 

 

 

主題の話

 

 

主題はおそらく、一幕終わりの歌詞にもある、「なぜ戦う」だったのだと思います。
三回見て、それに気付いたの三回目だったけど。
一回目は風間の面白台詞に気をとられ過ぎていた。
二回目はシンプルに眠かった。
二回目というか日曜夜はやばかった。そこかしこから休憩中に、寝ちゃった~って聞こえた。ヤバイ。

山崎は「武士になりたかったから」。そこで生涯の主君を見つけたから、彼のために戦って生きて死ぬ。

総司は「新選組の剣だから」近藤さんの邪魔になるものを切るために戦う。布団の上でなんて死ねない。

さのさんは「男が女を守る。それは間違いなく正義だ。」惚れた女のために。例えその女が自分を好きではないとしても。

不知火は「ダチの大切にしていた長州を守るために」。

風間は「鬼としての誇りを守るために」。はぐれ鬼になったとしても、自分の鬼としての誇りの方が大切だから。

そして土方さんは「武士よりも武士らしくあるために」。

平助はなんかごちゃごちゃ言ってたんだけど、ゲームの台詞じゃなかったからよく覚えてない。ごめん。大好きなんだけどごめん。

はじめくんは、言ってないよね??聞いてないと思う。どういうこと。「誠の武士の拠り所」とかは違うよね?


これら全部が生きての、「あなたはどうして戦うの…?」なんですよ!!急じゃない!?って思うけど違うんだよ!!
急じゃないんだよ!!分かりにくい主題だけどずっとヒントあったんだよ!!!!

ちなみにストーリーブック確認したら、土方さんの好感度が足りないと土風相討ちになったあと、千鶴が撃たれて死ぬバッドエンドあったから、これが元なんだと思います。さのさんの好感度上げすぎたんじゃないかな。あと一回目の吸血衝動我慢させたからかと。

「鬼として、人間の中で生きます」に関してはよくわかんなかった。そんな話してた?風間編引きずってたのかな?

ただ、家に帰って黎明録見直してたら、主題は「なんのために生きるのか」なのかもしれないと思った。そうだとすると最後の千鶴も「人間と鬼が悲しい争いを起こさないために」でいいし、新八はただ「生きる」っていう選択肢を選んだのかもしれないと思える。その場合土方さんは「武士よりも武士らしく死ぬために」生きてたで救いようがない。

詫びろ。

 

以下、ただの文句。

 

 

私は本当に薄ミュも薄桜鬼も黎明録出のくそ新規なんですが、ミュージカル薄桜鬼の黎明録が大好きで、 でも、今回の公演には黎明録の真ん中にいた井吹役の白又も、技量で黎明録を支えていた土方さん役のヒデさんもいなくて。

真ん中にいるのは、岳くんと千鶴と鈴木勝吾くんで。

三人とも黎明録出てないじゃないですか。

じゃあ、黎明録ってなんだったんだろう。

なんのために新選組の歴史を始めた黎明録を新しくやって、その続きですって言ってるんだろうって、家に帰ってから悲しくなった。

私の好きだった黎明録はそこにはありませんでした。

あったのは、鈴木勝吾が初演から守り続けてきた薄ミュでした。

私は黎明録が薄ミュに組み込まれてしまったんだと思って悲しかった。

くそ新規のくそみたいな意見です。

今回のが、薄ミュの本当にあるべき姿だったんだと思います。

それでも、私が見たかった黎明録の続きではないと思った。

ヒデさんの土方さんなんていなかったみたいに扱われて、鈴木勝吾がずっと出てたみたいにふるまって、まるでここから新しい歴史が始まるみたいだった。

だから悲しかった。

 

なんでハイタッチ会出なかったの?

それだけムカつく。

 

あと、はじめくんと平助の出番がお粗末すぎるよ…。

確かに二人はほかの仕事とかあって稽古とかの問題もあったと思うし、あと、二人あんまり上手くないのも知ってる…。

あんまりだ…。

 

まっきーの総司と、祥平のはじめくんと、レンレンの平助と、とんすけのさのさんと、猪野君の新八と、しょうたくんの山崎が大好きです…。 

だからもう逆にまたキャストを変えてくれてもいい…。

もうみんながドル箱みたいに使われるのに耐えられない…。

トレブロだのハイタッチだのには使われるのに、座長からは十把一絡げにブログで扱われるのに耐えられない…。


でも、とりあえず、黎明録見てからゲームをして、新規として見たいと思ったシーンは、はじめくんと山南さん関連以外は全部あったかな。すごい贅沢です。そのせいで分かりにくいのも確かだけど。個人的にははじめくん関連のシーンは斎藤一編のDVD買ってあるんで大丈夫です。ゲームもあるし。

 

問題は、土方さんがヒデさんじゃなかったことだけです。

話的なことは総司が全然「千鶴ちゃん」て言ってくれなかったくらいしか文句はないかなあ。 

 

それでも、初めて薄桜鬼を理解してから見た薄ミュだったから、楽しかったです。

ありがとうございました。お疲れさまでした。